
2016年女優の小泉今日子さんが日刊ゲンダイという雑誌の記事で「アンチエイジングという言葉が嫌い」と発言した事がネット上などで話題となりました。
この発言について反発する女性もいましたが、それだけでなく共感する女性も多かったのです。
アンチエイジングは英語で「anti aging」と書き、意味は「年をとらない」という意味なのですが、実際に年を取らないことは不可能なため「老化しない」という意味になります。
いつまでも若々しく健康でいる、ということですね。
しかし、何もせずに老化を妨げる事はなかなか厳しいものです。
肌年齢、健康など努力をする事で老化を防ぐのです。
具体的には化粧品やサプリメント、食生活や生活習慣の見直しなどでアンチエイジングをする、というのが一般的です。
現在ではアンチエイジング医学という分野も進んできています。
アンチエイジングの意味を知ると「なぜ小泉今日子さんはアンチエイジングを嫌うのか?」という疑問が出てきますよね。
小泉今日子さんの発言には「アンチエイジングが何故嫌いか」という理由が記載されています。
それは、「日本人の女性の言うアンチエイジングは美容整形や値段の高い化粧品を使って見た目を若くする事である。でもそれは何か違う」ということでした。
そして「本当に素敵な人であれば、年齢なんて気にならない」とおっしゃったのです。
「小泉今日子さんだからそんな事が言えるんだ」と反発する意見も多く見られましたが、「納得した。その通りだ。」と共感する意見も多く見られました。
また、共感する意見の中には女性も多く見られたのです。
実際、日本の女性のアンチエイジングの意味は「外見を若々しく見せる」ことに重きを置いています。
ですから値段が高くても化粧品を購入したり美容整形まで行かなくてもエステサロンなどに通ったりするのです。
しかし、誰しもそんな高額なアンチエイジングをできるはずもありません。
また、実際そのようなアンチエイジングをした女性を見るとなんとなく「わざとらしさ」「痛々しさ」みたいなものが透けて見えることもあります。
要するに「若々しさ」ではなく、「年齢にあった美しさ」を出せるようになる事が重要なのです。
「若い」という事は確かによいことかもしれませんが、「見せ掛けだけの若さ」というのは「本来の若さ」ではないのです。
外見の若さだけを追い求めるのではなく、健康のように体の中からの「若さ」を追い求めること、それが本来の「アンチエイジング」ではないでしょうか?
また、気持ちの上で若さを保っていれば、それに比例して他人から見ても若く見えるようになるかも知れません。